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うどんとそばについて

食のおはなし

うどんやそばは、どちらも日本を代表する麺類です。ツルッとした食感を楽しむ「うどん」と、独特の色と香りが楽しめる「そば」。そんな、うどんとそばの栄養面や消化の良さなど、比較しながらご紹介したいと思います。

【 栄養面について 】

●カロリー
ゆで100gあたりのカロリーを比較すると、うどんが105kcal、そばが132
kcalになります。これは、うどんのほうが水分を吸収しやすいためであり、そば粉とうどんの原料である小麦粉を比べれば、ほとんど違いはありません。

●糖質
こちらもゆで100gあたりで比較するとうどんのほうが低いですが、そば粉は小麦粉よりもタンパク質や食物繊維が含まれるため、糖質が低いです。

●たんぱく質
たんぱく質はそばのほうが多く含まれており、さらにそばのたんぱく質は他の穀類に比べて、バランス良くアミノ酸が含まれていて、良質なたんぱく質を取れる食材になります。

●ルチン
うどんには含まれていないのですが、そばの方にはルチンとよばれるポリフェノールが含まれています。このルチンは抗酸化作用を持ち、血管を強くして動脈硬化の予防に役立ったり、血圧を下げる効果もあります。

【 うどんとそば、どっちが太りやすい? 】

カロリーや糖質だけをみると、うどんのほうが低く、ダイエットに良さそうですが、GI値の観点から「そば」のほうがダイエットに向いています。GI値というのは食後の血糖値の上がりやすさを表す指標で、この値が高い食品ほど血糖値が上がりやすく、脂肪を貯めやすくなります。うどんはGI値が高く、そばは低い食品になります。

また、そばに含まれる良質なたんぱく質は、基礎代謝を上げる筋肉をつくるうえで重要な栄養素であり、そばの方には糖質をエネルギーに変えるのに必要なビタミンB1もうどんの2倍含まれています。

以上のことからダイエットには「そば」のほうがおすすめです。

【 消化に良いのはどっち? 】

うどんとそばを比較すると、そばのほうが脂質や食物繊維が多く含まれている分、うどんのほうが消化に良いと言えます。風邪を引いているときや体調が優れないときはうどんのほうをおすすめします。

また、トッピングとして入れたりする大根おろしには消化を助ける酵素が含まれています。大根の辛さが苦手な人は、大根の上部を使えば辛さが少ないので試してみてください。