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よく噛むことの大切さ

食のおはなし

『食事のときは一口30回噛みましょう』
一度は耳にしたことがあると思います。なかなか一口食べるのに30回噛むのは大変ですが、この噛むという行為にどれほどメリットがあるかをご紹介します。

【よく噛むことのメリット】

● 唾液の分泌を良くする

→唾液の中にはリゾチームと呼ばれる抗菌作用がある物質が含まれています。
 虫歯菌などの細菌を洗い流しお口の中を掃除してくれます。

● ダイエット効果

→よく噛むことで脳にある満腹中枢が刺激され、お腹いっぱいに感じやすくなり  
 食べすぎを抑えることができます。

●消化を良くして、胃腸のはたらきを助ける

→食べ物を細かく噛み砕くほど消化しやすくなり、胃腸の負担も減らします。
 また、体に必要な栄養素も十分に吸収しやすくなります。

●脳のはたらきを活発にする

→食事では、視覚・嗅覚・味覚・聴覚・触覚の五感すべてを使います。よく噛む
 ことで脳への血流も増えますし、多くの情報が送られるため、脳が活発化しま
 す。

現代の食環境では、調理法の発達や食材も豊富にあり、やわらかいものが好まれる傾向で、噛む行為が減ったと言われています。よく噛むということは、食べものをしっかりと味わえるだけでなく、からだ全体に良いことがありますので食事の際は意識してみてはいかがでしょうか。

【おやつを硬いものにかえてみましょう】

普段食べているおやつはどんなものですか?ポテトチップス、チョコレート、プリンなど、あまり噛まないものばかりたべていませんか?普段食べているおやつを少し堅めのものに変えて、噛む癖をつけるようにしてみましょう。いくつかおすすめのおやつを紹介します。

①アーモンドやくるみなどのナッツ類
 →ナッツ類は栄養豊富な食材で、アーモンドにはからだを酸化(からだの中の
  細胞が活性酸素により傷つくこと)から守ってくれるビタミンEやお腹の調
  子を整える食物繊維、ミネラルなど多くの栄養素が含まれています。
  また、くるみに含まれる脂質はオメガ3脂肪酸というもので、コレステロー
  ルや中性脂肪を下げてくれる働きがあります。

②スルメ
 →今はほとんど見かけなくなった駄菓子屋の定番のお菓子でしたね。するめい
  かにはうま味がたっぷり含まれていて、よく噛むことでおいしさをより感じ
  やすく、さらにDHAやEPAなどの血液をサラサラにしてくれる脂肪酸も含ま
  れているので、健康面にもいいおやつです。

③おせんべいやハードビスケット
 →おせんべいやハードビスケットはクッキーや他の洋菓子に比べて堅いので、
  噛む回数が増えます。
  たまにはいつものおやつと置き換えてみるのもいいですね。

噛むことのメリットやよく噛むおやつを紹介しましたが、普段の食事から『噛むこと』を意識して健康なからだづくりを心がけましょう!