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脂質の摂りすぎに気をつけましょう

食のおはなし

脂質は炭水化物、タンパク質と並んでからだを動かすためのエネルギー源となり、ホルモンや核膜をつくるのに重要な栄養素ですが、摂りすぎるとエネルギー過剰や肥満の原因となってしまいます。

イラストのようなとんかつや唐揚げ、天ぷらなど、揚げもの料理はおいしいですよね。しかし、これらは衣が油を吸うのでとてもカロリーが高くなります。油はもともとカロリーが高く、少量でもカロリー過剰になりやすいので食べすぎには注意が必要です。

脂質が過剰になりすぎると血管壁に余分な脂肪がひっつき、血液の流れを悪くして動脈硬化や心筋梗塞の原因となります。

【脂質の種類について】
飽和脂肪酸…肉やバターに含まれ、常温で固まる脂
不飽和脂肪酸…オリーブ油や魚油に含まれ、常温で液体の油

飽和脂肪酸は摂りすぎると動脈硬化の原因になりやすいといわれています。反対に、不飽和脂肪酸、特に多価不飽和脂肪酸は悪玉コレステロールや中性脂肪が増えるのを抑えてくれるはたらきがあります。

【魚の油を摂りましょう!!】
DHAやEPAということばを聞いたことはありませんか?これは魚に含まれる多価不飽和脂肪酸の種類で、血液をサラサラにして中性脂肪を減らしてくれるはたらきがあります。DHAやEPAはとくに背が青色の魚(サバ、マグロ、イワシなど)に多く含まれます。また前回の記事でも紹介しました、緑黄色野菜に含まれるビタミンAやビタミンEと一緒にとることで吸収率もアップしますので魚を食べるようにしましょう。

油ものはついつい摂りすぎてしまいがちなので、健康のためにも食べ過ぎには注意しましょう。